【2026年第4回公募】小規模事業者持続化補助金<創業型>を徹底解説!(第3回:インボイス特例・加点措置編)

当事務所のコラムをご覧いただきありがとうございます。行政書士オフィス・プラスワンの久保亮平です。

小規模事業者持続化補助金<創業型>の解説コラム、第3回となる今回は、補助金申請において非常に重要となる「インボイス特例による上限額アップ」と、採択の可能性を劇的に高める「加点措置」について解説します。

どんなに素晴らしい事業計画を書いても、競争が激しい補助金においては、これらの「加点」を取れるかどうかが合否の分かれ目になることが多々あります。自社が使える制度がないか、しっかり確認していきましょう。

1. 補助上限が250万円に!「インボイス特例」

今回の補助金の上限額は通常200万円ですが、「インボイス特例」の要件を満たすことで、一律50万円が上乗せされ、最大250万円となります。

  • 要件:2023年10月1日以降に創業した事業者のうち、補助事業の終了時点において「適格請求書発行事業者(インボイス発行事業者)」の登録を受けていること。 (※2021年9月30日~2023年9月30日の期間で一度でも免税事業者であった事業者も対象となります。)

注意点として、補助事業の終了時点で適格請求書発行事業者の登録を受けていない場合は、上乗せの50万円だけでなく、補助金全体が交付対象外(0円)となってしまいます。この特例を利用する場合は、必ず登録手続きを完了させるようにしてください。

2. 採択率を左右する「加点審査」の仕組み

補助金の審査は、経営計画の内容に対する「計画審査」に加え、国の政策に合致した取り組みを行っている事業者を優遇する「加点審査」が行われます。

加点のメニューは大きく分けて【重点政策加点】と【政策加点】の2つのグループに分かれています。

【超重要:選択のルール】 加点は、【重点政策加点】から1種類、【政策加点】から1種類の、合計最大2種類までしか選ぶことができません。欲張って「重点政策加点から2つ」などを選択してしまうと、ルールの違反となり加点審査の対象外となってしまうため、絶対に注意してください。

■ 【重点政策加点】の主なメニュー

以下のうち、自社に該当するものを「1つ」選びます。

  1. 事業環境変化加点:物価高騰等の影響を受けている事業者が対象です。申請書内に影響を受けている内容を記載します。
  2. 東日本大震災加点:福島県12市町村に所在する事業者などが対象です。
  3. くるみん・えるぼし加点:次世代育成支援対策推進法や女性活躍推進法に基づく認定を受けている企業が対象です。
  4. 地方創生型加点:地域資源を活用して地域外へ販売する計画や、地域の課題解決につながるサービスを提供する計画が対象です。
  5. 健康経営優良法人加点:健康経営優良法人の認定を受けている企業が対象です。

■ 【政策加点】の主なメニュー

以下のうち、自社に該当するものを「1つ」選びます。

  1. 経営力向上計画加点:中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定を受けている事業者が対象です。
  2. 事業承継加点:代表者が満60歳以上であり、後継者候補が中心となって補助事業を行う場合に対象となります。商工会・商工会議所が発行する「事業承継診断票」が必要です。
  3. 過疎地域加点:過疎地域に所在し、地域経済の発展につながる取り組みを行う事業者が対象です。
  4. 一般事業主行動計画策定加点:女性活躍推進法や次世代法に基づく行動計画を策定し、公表している従業員100人以下の事業者が対象です。
  5. 後継者支援加点:「アトツギ甲子園」のファイナリスト等が対象です。
  6. 小規模事業者卒業加点:補助事業実施期間中に従業員を増やし、小規模事業者の定義(枠)を超える事業拡大を行う事業者が対象です。
  7. 事業継続力強化計画策定加点:「事業継続力強化計画」等の認定を受けている事業者が対象です。

3. おすすめの加点戦略

創業間もない事業者様が活用しやすいのは、重点政策加点の「事業環境変化加点」や「地方創生型加点」です。また、政策加点の中では、あらかじめ国の認定を受けておく「経営力向上計画加点」や「事業継続力強化計画策定加点」などを狙うのが現実的です。

ただし、計画の認定取得には数週間から1ヶ月程度の時間がかかるため、公募が始まってから動いたのでは間に合わないケースがあります。「補助金を使いたい」と思ったら、まずは専門家に相談し、どの加点を狙うべきか早期に戦略を立てることが合格への近道です。

全3回にわたり「小規模事業者持続化補助金<創業型>」について解説してまいりました。

補助金は強力な資金調達の手段ですが、その分、ルールの把握や膨大な書類作成に多大な労力を要します。

「自分の事業で使える補助金を知りたい」「面倒な手続きをすべて任せたい」という経営者様は、行政書士オフィス・プラスワンへご相談ください。

当事務所では、加点措置の取得サポートから、採択後の実績報告まで一貫して支援し、企業様の事業拡大を法務面から後押しいたします。

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